経営するということ
元々、私は独立志向はありませんでした。きっかけは、Ash(当時はアルテ)に出会えたことでした。 現在のAsh創業者の吉原の姿を追いかけ、初めはスタッフも女性しかおらず苦労することもありましたが、吉原の指導の元必死についていった結果、AshのFC社長にさせていただくことができました。
8年間の店長職から経営者になった時は、気持ちの変化も大きくありました。 店長の頃までは、やはり雇われているという気持ちでしたが、経営者になって大きく変わったことは感謝するという気持ちがより強くなったことです。今まで当たり前だったことが、次第に『ありがとう』と感謝するようになりました。
また、店長の頃から変わらない気持ちもあります。それは、スタッフの『東京の母』になるということです。 サロンでは一人暮らしのスタッフも多く、仕事もプライベートも含めて、母親の立場から悩み相談や、不安を解消してあげるなど面倒を見て、育てていきたいと思います。
私のサロン自慢
現在、5店舗のAshサロンを経営していますが、私のサロンの自慢は『団結力』です。サロンワークでもコンテストでも行事でも、行動する時の団結力や意志の疎通は一体感があります。
毎年、5店舗全てのスタッフが集まるパーティーやバーベキュー、新年会や忘年会は大変盛り上がり、そういったイベントでも、私の想いを伝えコミュニケーションを深めています。そんな自慢のスタッフが、私の50歳の誕生日に、その1年前からスタッフみんなで少しずつ貯金をして伊豆旅行に連れて行ってくれた時はとても感動しました。
私のサロンは愛を感じるサロンです。
美容学生へ一言
美容業界で働く前の心構えとして『仕事とプライベートの区別』をつけてほしい、特に『人間社会の中で働く』という事を理解してください。
美容室は、お客様はもちろんのこと、スタッフも人です。人間社会の中で働くということは、考えているよりもとても繊細で、理解しづらい難しいこともあるかもしれません。よく自分の中で考え美容師を目指してほしいと思います。
また、特に女性の方に・・・美容師は結婚したら終わりではなく一生できる仕事です。仕事もプライベートも人生いろんなことがあるかもしれませんが、ぜひ私を見てください。 美容師は素晴らしい職業です。